2008年12月10日水曜日

クリスマスカードショウ2008

本日12月10日から横浜山手・岩崎ミュージアムにて「イラストレーターズ クリスマスカードショウ 2008」(タイトルながっ!)が開催されていまして、わたくしとむらなおも参加しています☆

クリスマスをテーマに100人以上のアーティストのポストカードやグリーティングカード、オーナメントなどなどが展示・販売されています。

なんとその数500点以上!らしい。私は3種類のポストカードを出品しています。画像は出品したポストカードの1つです。
(以前は苦手意識のあった立体制作が最近おもしろいと思えてきました。もちろん点々で着色♪)

14日に会場に行く予定ですが、これだけ多くの作家さんが参加して、1つのテーマに沿って創られた作品が、一同に集まる機会はなかなかないのでとても楽しみです。

興味のある方はぜひ会場に足を運んでみてください☆そして私のポストカード買ってください(笑)。

「イラストレーターズ クリスマスカードショウ 2008」
12月10日(水)〜25日(木)※15/22は休館です。
場所 : 横浜山手・岩崎ミュージアム
9:40〜18:00(最終日は17:30まで)
入場料 : 大人300円 子供100円

JR根岸線一石川町駅下車南口(元町口)より徒歩15分
みなとみらい線 元町・中華街駅の5番口から徒歩7分。

詳細地図はこちらからどうぞ ↓↓↓↓
http://www.iwasaki.ac.jp/museum/menu/access.html

2008年11月8日土曜日

エメラルドな秋の夜長に...

先月19日に敬愛する作家さんであり、親しい友人でもある橘春香さんの展示を見に代官山のGreenCafeへ行きました。

相変わらず、Dreamyでおしゃれな世界にうっとり☆

前回の春の展示ではピンクがテーマカラーでしたが、今回の秋バージョンはエメラルドグリーン。毎度のことながらキレイな色づかいにため息がでます。

最近ハマっているらしいラマが全作に登場し(携帯ストラップまでラマだった!)、ハルカワールドをいっそう盛り上げていました。

彼女の新作を見るたびにビビッビビビビッと私の創作中枢を刺激され、走って家に帰り点々を打ちたい衝動に駆られます。
実際はみんなで飲みがお約束なのですが(笑)。

私も頑張ろっと☆

2008年11月5日水曜日

点々展 at TRUE 2008

昨年にひき続き、11/1から12/30まで渋谷の美容室「TRUE」さんで作品を展示しています。

今年は展示期間が2ヶ月間なのでたくさんの人に見てもらえると嬉しいなぁ。

首の筋をつりつつもなんとか無事に設営を完了し、ホッとひと息つきたいところですが、12月にはクリスマスポストカード展に参加、1月には念願の個展が控えているので当分忙しい日々が続きそうです。

画像:設営前夜、睡魔と闘いながら作業したけど間に合わず(←負けた)2日間遅刻した立体作品。

2008年10月6日月曜日

私の映画レビュー 2008・夏

こんにちは。
10月になり、肌寒くなってきましたね。
私は苦手な夏がやっと去ってくれて、だいすきな冬の訪れを感じるこの季節は少しウキウキです。今年の夏は、映画をたくさんみたので(大半がDVDですが)、7・8・9月に観た映画ランキングをお送りします。もちろん個人的好みもおおいに反映されておりますのであしからず。5ポイントを満点にポイントづけしております。

ではでは、まいりましょ〜う! じゃかじゃ〜ん☆

2008年9月8日月曜日

気になる相棒の正体

昨日、お店の食品売場で男の子が冷凍食品のガラスケースを外からバンバンたたきながら
「相棒っ、大丈夫かっ、相棒、しっかりしろ、あいぼーう!!!」
と必死な形相で叫んでいました。


冷凍ケースの中にいったい何が?・・・水谷さんじゃないですよね!?


気になる、ものすごーく気になる!少し遠くからケースの中をのぞきましたが氷の袋が積まれている以外、私には何も見えません。


近付いてみようかな、でも巻き込まれたらメンドーだし…ていうか早く扉開けて相棒助けたほうが…、といろいろ考えながらしばらく見守っていましたが結局そのまま立ち去りました。


家に帰っても彼の相棒が何者なのか気になって仕方ありません。


私の相棒像は膨らむばかり・・・。
もしかしたらサイエンス・ノン・フィクションの主人公になれたかもしれないのに。
こんなことなら一緒に相棒救出してあげれば良かった。

2008年8月18日月曜日

ふたつの展示と下町の粋なはからい

この休暇中、ふたつの個展に行ってきました。
ひとつはプランタン銀座で開催しているムラバヤシケンジさんの「Animal World」。木彫りメインの立体作品を創る作家さんです。ムラバヤシさんの作品はカラフルでとにかくポップ!見ているとつい笑っちゃうユニークでかわいい作品はとても魅力的です。
好きな動物をリクエストすると目の前で彫ってくれるパフォーマンス「リクエストホリホリ」で、実家の愛猫ユキを彫ってもらいました。



その手際といったらほんとお見事。しゃしゃしゃしゃしゃーと彫ってハイ出来上がり。ユキは人嫌いで、凶暴で、いつもガンとばしている可愛げない(←そこがたまらなく可愛い)白猫なのですが、イメージ通り、かなりワルなユキに仕上げてくれて大大大満足。檜のいいにおいがするので、このまま飾ろうか、自分で白く塗って飾ろうか迷ってます。

次の日は、「ゆうやけだんだん」で有名(?)な下町、谷中にあるギャラリー、千駄木ガレージで開催されている「Nakayoshi Happy Kai」へ。
立体、平面なんでもござれのイラストレーター、白石佳子さんから誘われて、アンディと自転車に乗ってふらりと伺いました。
白石さんはまた新しいタッチが完成されていて、その器用さには感服。
他の作家さん達もペーパークラフトやTシャツ、デジタル作品などを展示していて面白かったです。
主にNHKの「いないいないばあ」に参加されている作家さん達の展示でした。

その後ギャラリー屋上でのバーベキューに飛び入り参加させていただき、楽しいひとときをすごしました。この日は雨が降ったりやんだりのお天気でしたが、バーベキューの最中はなんとか持ちこたえてくれてヨカッタ、ヨカッタ。(遠くの雷が花火みたいでキレイでした☆)
終ったとたんに大雨が降り出して、逃げるように部屋の中へ。
雨が上がった隙を見計らって帰ろうとしたとき、びしょびしょに濡れた愛車(←マイチャリ)にビニールがさげてあり、一緒に「雑巾です、使ってください。」と書かれた手描きのメモが。中には雑巾が入っていました!
ギャラリーのオーナーのおじさんが気遣って用意してくださったようで、さすが義理人情の町だねぃっと感動を胸に家路についたのでありました。

2008年8月3日日曜日

無気力さまー

アッッッついですねー・・・
先日あまりの暑さに頭がボーっとしていたせいか、外から帰宅したとき、玄関で靴ではなく、なぜかズボンを脱ごうとしていました。
ハッと我にかえり、思わず「なんでやねん!」と自分につっこみ。

昨日はライターがなかったので、ちゃかぽこ考え、ガスコンロだっ!と閃き、私ってば冴えてるなー、とたばこに火をつけていると、なんかミリミリ音がしているではないですか。そうです、自分の髪の毛焼いてました。アンディがお説教しながら切ってくれました。

もぅ、完全にやられちゃってます・・・暑さに。毎年夏は生ける屍です。


少しでも涼をもとめて姉から譲ってもらった『DEEP BLUE』をみることにします。
この映画はBBCの撮影チームがプロジェクト期間7年、撮影期間4年半を費やして製作されているだけあって圧巻です。はじめてこの映画をみたときは今までみたこともない美しく厳しい海の世界に興奮しました。

神秘的で雄大な海の映像をみていると、髪をチリチリにして怒られたくらい、たいしたことないな〜い、と少し元気がでました。ガリガリ君食べよっと♪

2008年7月26日土曜日

私のリバーシブル戦争

突然ですが私は『リバーシブル』なるものがとことん嫌いです。
もしリバーシブルな商品をお使いの方がみていらっしゃったらすみません、
あくまで個人的かつ非常に偏った意見なので、くだらない戯言と聞きながしてやってください。


私のリバーシブル嫌いは、確かおこづかいをもらって自分の好きなものを買わせてもらえるようになった小学生ぐらいからなので筋金入りです。

そういえば、とても小さい頃から、折り込み広告の裏面が白紙のものを落書帳がわりに使うのに喜んで集めていました。両面印刷のチラシしかなかった日はひどくがっかりしたものです。私のリバーシブル嫌いの起源はこれだったのか・・・う〜ん、分かりません。

話をもどしますが、リバーシブルはもちろん2wayタイプもいただけません。買い物をしていて「んっ!?いい色のパーカー」と思い、なにげなく手にとると店員さんがすかさず寄ってきて「お客様、こちらの商品はフードの部分が取外し可能になっております」なんて言われるといっきに萎えます。


「(私にとっては)全然ウリになってないですから、むしろマイナスポイントですから!」と憤りつつその店をあとにします。

例えば凝った裏地がついてるのはウェルカムなのです。でもそれをひっくり返して使えるとなるともうダメです。小さなことですが私にとっては大きな大きな違いです。
というより真逆です。

そこにお金と時間と労力かけるんやったら、もっとこだわってひとつの商品としての価値高めたらええやん!?「裏返しても使えます」って?「付属のベルトもございます」って?「〜としても」ってなんじゃ、ンな半端なもんいらんわい!媚び売っとんやないわ!、そもそも『2way」やなくて『2ways』やろ、と思ってしまうのです。

だもんでお店でリバーシブルの商品と対峙すると「・・・おまえはベストではない、出直してくるがよい・・・」と心の中でケンカを売ってます。
そして誰かが隣にいようものなら私の熱いアンチリバーシブル論を聞かされるハメになるのです。
だいたいにおいて共感を得られず『どぉーでもいーよー』とめんどくさそうな反応がかえってきます。

負けるな私、この世にリバーシブルがある限り闘うのぢゃ。

2008年6月27日金曜日

でぇけた〜!!

やっと・・・やっと、できました(感涙)。

今までで一番Bigな作品(700mm×490mm)、思った以上に時間がかかりました。
このテンテンに突入したのが2月末で、もう7月になってしまうのだものなぁ。


これだけ大きくなってくると、途中で何度もインターバルをいれてしまい、1ヶ月近くの放置もありましたが、なんとか最後まで同じテンションを保って描きあげることができました。


タイトルは『Thursday』。
大切な1枚が増えました♪


・・・って悠長なことは言ってられないんだった。まだ今年これ1枚しか描いてないし!これじゃ目標の展示に全然間に合わん!絵の具買いにダッシュ!!

2008年6月22日日曜日

絶品!津つ井のビフテキ丼

昨日友人2人と赤坂の津つ井という洋食屋に行きました。

津つ井は数年前、乃木坂駅の近くの職場で働いていた頃に先輩に教えてもらった老舗洋食店です。


名物「ビフテキ丼」をはじめて食べたときは、その美味しさに感動しました。
ビフテキ丼は2,650円となかなかに値段もはるので、自分へご褒美として給料日なんかによく食べに行った思い出の味です。



一度ボーナスが出たときに思い切って上ビフテキ丼(5,770円!)を頼んでみたのですが、庶民的な舌の私は通常のビフテキ丼の肉の厚さのほうが好みでした。


久々に訪れた津つ井は引っ越しをしていて、高級料亭のようなたたずまいにびっくり。立派な庭とクリーンで広々とした内装に、以前の、いい意味で古くて狭い昔ながらの洋食屋さんの雰囲気からずいぶん変わったなぁ、と少しさみしく感じました。


もちろんビフテキ丼をオーダー。
味は以前と変わらず絶品でした♪一緒に頼んだ「にごり桃のフルーツ酒」もとても美味しくて、久しぶりに会った友人達とのおしゃべりも盛り上がり、素敵な週末を過ごせました。

2008年5月28日水曜日

コ地蔵さん

久しぶりに愛媛に帰省してきました。

帰省中に実家の近くにある『太山寺』というお寺に姉と彼とぶらぶら散歩にでかけたときの話です。
『太山寺』は四国88カ所の52番目のお寺なのでお遍路さんもちらほら見かけました。
子供の頃、遠足や写生大会によく来ていたので、ほんと懐かしかったです。


ここでステキな出会いがありました♪
とってもかわいらしい小さな小さなお地蔵さんを発見したのです!!
といっても私の上背では見えないところに立っていて彼が見つけたのですが。
手前の小さな金のお地蔵さんを見つけて「かわいいねぇ」なんて話していたら、さらに奥に“コ地蔵さん”がひっそりとたたずんでいたのです!
そりゃもう大興奮でした。


なんとか体を担いでもらって“コ地蔵さん”をパチリ。
ナイスショットが撮れました。何かいいことありそうです。

2008年4月30日水曜日

ペンたて制作

かわいい「ペンたて」欲しいなあと思っていたのですが、お店には気に入るものがないので作ってみました。

家にあるいらない容器に絵具をぬって、ミニチュアフィギュアの人間にも色をぬって、最後にボンドで固定。

楽しくてつい2個+小物置きまで作ってしまいました。乾いた絵具が割れてしまったのが残念。

彼に「どーなの、そのセンス」と言われたけど、私的にはとっても気に入って使っています。

2008年3月23日日曜日

デコポン

叔母からデコポンが大量に届きました。地元が愛媛なので冬になると田舎からいろんなミカンが届きます。
へた部分がポコっと飛び出てるので「デコポン」なのですね、かわいらしいネーミングです。

小中学生の頃ポンジュースで炊いたご飯が給食で出されていたのですが、不味くていつも残していました。
そして週に1回ポンジュースのパックが配られ帰宅前に強制的に飲まされていました。

といわけで果物のみかん自体は大好きですが、ポンジュースをはじめオレンジジュースにはいまだに苦手意識があるのです...

2008年3月3日月曜日

お気に入り その8:GENKi君

SANYOの「GENKi kun」という名前の炊飯器です。
これ、母の友人がひとり暮らしをしていたころ使っていたものを、私がひとり暮らしはじめたときに譲ってもらったかなりの年代物です。

以前小学生の女の子が家に遊びにきたときに、「これ何?ポット?」と不思議そうな顔をしていました。

これスイッチなるものがありません。
コンセントを入れると勝手に点いて、下の取っ手みたいな箇所を指で下にガシャガシャと押すとタイマー、炊飯、保温に切り替わります。
たまに「カン!」て変な音をだすけど、タイマーの時間も適当で炊けてないこともよくあるけど、まだまだGENKi君は現役です。

私の元気のみなもとGENKi君、これからもおいしいご飯を炊いてね。

2008年2月23日土曜日

しゅっぱつしんこーう!

まだまだ寒い日が続きますね。私は今までで一番大きい作品に挑戦しています。
サイズは70×50cmくらい。
家にある額にあわせたサイズです。


下準備ができてこれから創作行程で一番楽しい点々に入るのでわくわくしています。
点々作業中は旅をしている感じです。


今回は長旅になりそうだな。よしっ、気合い!

2008年2月10日日曜日

右目の警告

1週間程前から右目がずっとけいれんしています。
鏡をみるとピクピクピクピク小刻みに動いててちょっと面白いです。
このブログも右目をピクつかせながら書いています。


この症状はストレスがたまってますよという、わかりやすいサイン。
腕や手の甲とかに、どっかの紋章みたいな痣が浮き出てくる、みたいなサインだとかっこいいのに。

まぁ、ストレスごときにそんないわくありげなサインが出てきたら逆にかっこ悪いか。
ストレスに関して言えば、確かに思い当たるフシが・・・。
早期解決して右目を落ち着かせてあげなくては。

2008年2月8日金曜日

愛媛のゆばぁばに愛をこめて

母より、祖母の趣味である短歌の作品集(52ページもの!!)を100部作れとの依頼があり、ただいま奮闘中です。
母方のばあちゃんはゆばぁばみたいに豪快です。(キラキラした宝石はつけてないですけどね。)
私の大好きな優しいばぁちゃんです。


電話をすると「おぉ、なお(私)か、元気か?ばぁちゃんは元気ぞ、また帰ってこいや、じゃあなガチャ」と一方的に切ってしまうところもおちゃめです。


そんなばぁちゃんに短歌を詠んだり文章を書く趣味があったのを今まで知らなかったので編集をしながらじっくりみてみると、これがなかなかいいのです。いろいろ入賞しているみたいだし。


レ・ミゼラブルのユーゴを短歌に詠んだりもして、イキだね、ばぁちゃん。
母にきくとばぁちゃんは文学少女だったらしい。意外です。まんまるの体に農作業着を着てモコモコ歩く姿からは想像できない。


では作品集から私のお気に入りを紹介します。

カラフルな布団の模様家々に
   干されて梅雨の中休み今日

ひざの上敗北の猫と語りおる
   明日は勝てと媼抱きしめ

画像は表紙の装幀に描いたお花。
椿です、多分。
ばぁちゃん喜んでくれると嬉しいなぁ。

2008年1月13日日曜日

ロンドン紀行5:機内映画ランキング編

---1月5日---
5日目とうとう帰国です。
午前中は、前日カメラの充電が途中で切れてしまったので再びバラマーケットに行きました。


ホテルに戻ってもまだまだ時間は余っていたのですが重いトランクを持って歩きまわることもできないのでかなり早めに空港に向かいました。


出発5時間前に着いてしまい、ゆっくりごはんを食べて免税店をウロウロ。
残りわずかなサイフのポンドで、イギリスで買う意味も免税店で買う意味もない、子供向けの「らくがきちょう」を購入。
置き引きにあわないようにバックをかかえてウトウト。

そんなこんなでやっと19:00出発。こうして私の4泊6日のイギリスの旅は終了。
あっという間でした。さよならロンドン、また来るね。


ところで私はJALの直行便を利用したのですが、東京からロンドンまで約12時間のフライトで、行きに1本、帰りに3本の映画を観ました。
ということで機内映画ランキング〜〜じゃかじゃん。

2008年1月12日土曜日

ロンドン紀行4:あの映画の舞台へ編

---1月4日---
4日目に訪れたところは、意識してなかったのですが、ロンドンで撮影された映画のロケ地が何カ所もありました。
まず始めはノッティングヒルゲート駅から歩いて10分のポートベローマーケット。
銀製品や骨董品、日用雑貨、野菜&果物に古着まで、ぎっしり露店がひしめくロンドン最大のストリートマーケットです。
カンがいい方はもう気付いたかもしれません。そう、映画『ノッティングヒルの恋人』でも知られる地域がここです。
エルウ゛ィス・コステロのテーマ曲“SHE” が映画にピッタリはまってましたよね。
これを観てというわけではないですが、一時タレ目のヒュー・グラント大好きでした。


次に地下鉄を乗り継いでテムズ川の向こう岸、ロンドンブリッジ駅へ。
そこからタワーブリッジを通り越すと、すぐバトラーズワーフがあります。昔、波止場があった地区の巨大なスペースをコンラン卿が買い取り、おしゃれな複合施設に再開発したそうです。
バトラーズワーフからテムズ川沿いを散歩しながらロンドンブリッジ駅方面に戻ります。そこから見えるのが対岸にひときわ目をひく斬新なビル、30セント・メリー・アクス(通称:ガーキン)。
このビルは映画『マッチポイント』で高所恐怖症の主人公クリスが勤めるオフィスとして撮影されました。スカーレット・ヨハンソン色っぽすぎ。トロンとした目とぽってりした唇にあのハスキーボイス、反則です。


ロンドンブリッジからテムズ川の上流側に少し歩くと13世紀から続く庶民的な食品市場バラ・マーケットがあります。
その場でハンバーガーやスープなど作っていてあちこちでいい匂いがたちこめています。
私的にはポートベローよりバラの方が雰囲気が好きです。
映画『ブリジット・ジョーンズの日記』でブリジットが突如料理をはじめたとき買い出しにきたのがここ。決して美人ではないレニー・ゼルウィガーがなぜかとってもキュートでした。役によって全然表情が違ういい女優さんです。


そしてバラ・マーケットの脇の通りストーニーストリートは映画『ハリーポッターとアズカバンの囚人』でハリーがバスで連れていかれる「漏れ鍋」のシーンに出てきます。
このシリーズの映画は賢者の石、秘密の部屋、アズカバンの囚人までは面白いと思ったのですが、炎のゴブレット、不死鳥の騎士団はちょっとしんどくなってきたかな。次に期待。

それぞれのロケ地は、ここで撮ったと言われないと気付かないくらい、いわゆる普通のロンドンの街にとけ込んでいるマーケットだったりストリートだったりします。その風景をストーリーと絡め、いろんなギミックを駆使して、いかにドラマチックで独特の世界を作り上げるか。絵の資料にする風景写真を撮りながらひとりそんなことを考えていました。勉強になるなぁ・・・。

2008年1月11日金曜日

London紀行3:いざカンタベリー物語の世界へ編

---1月3日---
せっかくイギリスに来たのだから1日くらいロンドンから足を延ばして小旅行を楽しもうと思い、選んだ地は中世の面影を色濃く残す英国最大のキリスト教の聖地カンタベリー。
ロンドンヴィクトリア駅からブリットレイルでカンタベリーウエスト駅は約2時間。
到着してかわいい街並をカメラにおさめながら向かった先はカンタベリー大聖堂。
カンタベリーに来たならここを訪ねないと意味がないとまで言われる、英国国教会の総本山です。中はとても広くて荘厳な雰囲気。歴史的所蔵品やとても美しい中世のステンドグラスなど見どころいっぱいです。


大聖堂を出たら雪が降ってきました。
カンタベリーで初雪か、う〜んステキ・・・と思う余裕はとてもなく、寒さに凍え、しかも風邪っぽかったので足早に見たいところをまわりました。

カンタベリーではずいぶん道に迷って通りすがりの人に尋ねてばかりでしたが、みんなとても親切に教えてくれました。

特に印象的だったのは道以外の目的地の情報をいろいろ教えてくれた小さな本屋の優しいおじいちゃんと片手に小さな花束(ガーベラみたいな花3本くらい)を持った、駅までの道のりを教えてくれたおじいちゃん。お花はおばあちゃんへのプレゼントかな?さすが紳士の国です。カンタベリーはとっても寒かったけど心はあったかくなりました。

ロンドンヴィクトリア駅に戻ってきて、ここでようやくOysterというカードを購入。日本でいうSuicaのようなものです。ロンドンの地下鉄はすっごく高くて初乗りがなんと800円以上するのです!がこのOysterカードを利用すると半額以下になります。

ホテルそばのアールズコート駅から2駅手前のサウスケンジントン駅で降りて、とりあえず日本で私の帰国を心待ちにしているであろうアンディ(彼:日本人)にインターネットカフェから国際電話。出発前にあれこれ言っていたからさぞ心配しているだろうと思いきや寝ていたらしくちょっと迷惑そう。日本は真夜中だったからしょうがないのですけど。



「ちぇっ」と思いながら向かったのは恐竜や動物の剥製たちがたくさんいるナチュラルヒストリーミュージアム(自然史博物館)とその隣のサイエンスミュージアム(科学博物館)。何度も来たことがあるし、閉館も近かったので両方ギフトショップだけ見ておみやげを物色しました。ナチュラルヒストリーMでは恐竜のプリントされたTシャツ、サイエンスMでは小さなネジ巻き式ロボットを数点購入しました。

一昨日からずいぶん歩いたのとカンタベリーの寒さでぐったり疲れてレストランに入る余力はもはやなく結局サブウェイのサンドイッチをホテルに持ち帰って夕食。日本でもサブウェイ入ったことないのに・・・、全然イギリスっぽくないじゃん、と自分にツッコミを入れつつ3日目終了。

2008年1月10日木曜日

London紀行2:ひたすらウォーキン編

---1月2日---
ホテルの味気ない朝食を終えて8:00出発。
今日はロンドンを満喫するぞ〜と気合い充分。
なんといってもロンドンにきた1番の目的は絵の資料にする風景写真を撮りまくること!観光地より何気ないロンドンの風景をたくさん撮ろうと考え、まず手始めにホテルから歩いてチェルシー地区をウロウロ。まだ薄暗い住宅地をウロついて写真をパシャパシャしている日本人の姿はかなり怪しかったと思います。



カフェで休憩を挟んで、ロンドン最大の公園、ハイドパークを目指して歩きます。
まだ10時過ぎだったのであまり人はいませんでしたがちらほら犬の散歩をしている人がいました。
12:00まで公園を散歩したら、お次は映画「マイフェアレディ」の舞台としても知られ、賑わいの絶えない広場コベントガーデンを目指して歩きます。
かなり距離があるのですが、いい風景を撮り逃したくなくて、できるだけ地下鉄を使わないようにしました。たくさんのお店やカフェ、レストランがあり、あちこちに大道芸人さんたちがいてとても楽しい広場です。


じっくりコベントガーデンを堪能しても、まだ15:00だったので大好きな美術館、ナショナルギャラリーへ向かいます。
ここは世界最大級の絵画コレクションを所蔵していて、有名どころを挙げるとゴッホの「ひまわり」やモネの「睡蓮の池」、他にもボッティチェリやダ・ヴィンチ、マネ、ドガ、ルノアールなどの名画などがずらり。
でも、数ある名画を尻目に私がまっさきに向かったのはジョルジュ・スーラの「グランカンのオック岬」。私が点描画を描くきっかけとなった大切な1枚とついに再会しました。思えば10年近く前、この絵にここで出逢ったことで自分の運命は決まったかも・・・(少しおおげさだけど)


水曜日は夜9時までオープンしているので、ゆっくり絵画鑑賞してからギフトショップへ。そこにはなんと私が探しに探したポールシニャックの画集が!
シニャックはスーラと並んで点描画で有名な画家なのですが、どこにも彼の画集がなくて日本にはもうないんだな、と諦めていたのです。
さすが、ナショナルギャラリー、これを手に入れただけでもロンドンにきた甲斐があります。


あとTheo Van Rysselbergheという点描画家の画集をGET!
マニアックでなかなか手に入る代物ではありません。この画集がロンドンでの一番高い買い物でした。


もうひとつ自分に、ピーテル・ブリューゲルの絵のキャラクターのフィギアを購入。
日本でも販売していると聞いていたので迷ったのですが、次どこで会えるか分からないので思い切りました。
帰国して気付いたのですがこのフィギアどこか作りがおかしいと思いませんか?よ〜くよ〜く見てみてください。私も立体を作るときは気をつけないとな。日本のフィギアではあり得ないミス。海外ってほんとアバウトだな〜。結局この3点がロンドンで自分に買ったものたちです。

結局この日は地下鉄を使わずウォーキングの1日でした。普段こんなに歩くことがないので疲れました、そしてちょっと筋肉痛。


2008年1月8日火曜日

London紀行1:枕が変わると寝れないの編

8年ぶりにイギリスに行ってきました。
数回に分けて4泊6日ロンドン旅行日記をお送りしたいと思います。

---1月1日---
出発当日、いきなり寝過ごしました。
やばい!!と大急ぎで成田に向かい自動チェックインカウンターでチェックインしようとしたら、できない!!なんで!?寝坊したから?とドキドキしながらJALのお姉さんに調べてもらったら・・・今日は飛行機が混んでてエコノミーからプレミアムエコノミーに座席を移動していただきます、とのことでした。
ラッキー☆
プレミアムエコノミー居心地よかった〜、座席も大きいし、サービスのアイスもでたし。
機内での映画はスターダストを観ました。う〜ん、イマイチ。


搭乗時間13時間で15:45ロンドン着。入国審査で「なんで1人なの?友達やボーイフレンドと来たらいいのに。」と言われ「別にいいでしょ」と思いつつ愛想笑いでクリア。



地下鉄でアールズコート駅そばにあるホテルを目指します。今の時期イギリスは3時頃に日の入りなので外はもうすっかり暗くなってました。


地下鉄を降りたら小雨がパラパラ降っていて、そうそう、この感じ!この匂い!この空気!!!と少しの間、駅前で突っ立って感慨にふけってました。


特に迷うことなくホテルに到着。安めのB&Bを選んだのであまり期待してませんでしたが、部屋はこぎれいで大きなバスタブまであったので良かったです。


まだ17:00だったので学生の時住んでいた寮があったサウスケンジントン駅のほうまで散歩。いろいろ思い出がよみがえり、懐かしすぎて目眩がしました。
戻り際にグロスターロード駅前のカフェで夕食。


そんなにお腹空いてなかったから軽く食べようと思いBLTサンドとジュースを注文したのですが、運ばれて来たサンドイッチがデカっ!しまった、外国のボリュームを忘れていた。結局半分くらい残してしまいました。

ホテルの帰り際に学生のころよく利用していたセンズベリーに寄りました。イギリスにいくつも支店があるスーパーで、アールズコート店は比較的広く、品揃え豊富で、食品や日用品がとてもお手軽価格で手に入ります。



さっそくおみやげの紅茶やお菓子を購入しました。
明日からじっくり楽しむぞ、と気合いを入れて21:00就寝。

ところが、なかなか寝付けず、夜中に何度も目が覚めました。時差のせいかなぁと思ったのですが、結局ロンドンにいる間はずっとベッドに入って2〜3時間は眠れず、夜中3回は目が覚めました。こんなに繊細な神経の持ち主だったかしら・・・ちょっと新しい自分の発見でした。