2008年1月13日日曜日

ロンドン紀行5:機内映画ランキング編

---1月5日---
5日目とうとう帰国です。
午前中は、前日カメラの充電が途中で切れてしまったので再びバラマーケットに行きました。


ホテルに戻ってもまだまだ時間は余っていたのですが重いトランクを持って歩きまわることもできないのでかなり早めに空港に向かいました。


出発5時間前に着いてしまい、ゆっくりごはんを食べて免税店をウロウロ。
残りわずかなサイフのポンドで、イギリスで買う意味も免税店で買う意味もない、子供向けの「らくがきちょう」を購入。
置き引きにあわないようにバックをかかえてウトウト。

そんなこんなでやっと19:00出発。こうして私の4泊6日のイギリスの旅は終了。
あっという間でした。さよならロンドン、また来るね。


ところで私はJALの直行便を利用したのですが、東京からロンドンまで約12時間のフライトで、行きに1本、帰りに3本の映画を観ました。
ということで機内映画ランキング〜〜じゃかじゃん。

2008年1月12日土曜日

ロンドン紀行4:あの映画の舞台へ編

---1月4日---
4日目に訪れたところは、意識してなかったのですが、ロンドンで撮影された映画のロケ地が何カ所もありました。
まず始めはノッティングヒルゲート駅から歩いて10分のポートベローマーケット。
銀製品や骨董品、日用雑貨、野菜&果物に古着まで、ぎっしり露店がひしめくロンドン最大のストリートマーケットです。
カンがいい方はもう気付いたかもしれません。そう、映画『ノッティングヒルの恋人』でも知られる地域がここです。
エルウ゛ィス・コステロのテーマ曲“SHE” が映画にピッタリはまってましたよね。
これを観てというわけではないですが、一時タレ目のヒュー・グラント大好きでした。


次に地下鉄を乗り継いでテムズ川の向こう岸、ロンドンブリッジ駅へ。
そこからタワーブリッジを通り越すと、すぐバトラーズワーフがあります。昔、波止場があった地区の巨大なスペースをコンラン卿が買い取り、おしゃれな複合施設に再開発したそうです。
バトラーズワーフからテムズ川沿いを散歩しながらロンドンブリッジ駅方面に戻ります。そこから見えるのが対岸にひときわ目をひく斬新なビル、30セント・メリー・アクス(通称:ガーキン)。
このビルは映画『マッチポイント』で高所恐怖症の主人公クリスが勤めるオフィスとして撮影されました。スカーレット・ヨハンソン色っぽすぎ。トロンとした目とぽってりした唇にあのハスキーボイス、反則です。


ロンドンブリッジからテムズ川の上流側に少し歩くと13世紀から続く庶民的な食品市場バラ・マーケットがあります。
その場でハンバーガーやスープなど作っていてあちこちでいい匂いがたちこめています。
私的にはポートベローよりバラの方が雰囲気が好きです。
映画『ブリジット・ジョーンズの日記』でブリジットが突如料理をはじめたとき買い出しにきたのがここ。決して美人ではないレニー・ゼルウィガーがなぜかとってもキュートでした。役によって全然表情が違ういい女優さんです。


そしてバラ・マーケットの脇の通りストーニーストリートは映画『ハリーポッターとアズカバンの囚人』でハリーがバスで連れていかれる「漏れ鍋」のシーンに出てきます。
このシリーズの映画は賢者の石、秘密の部屋、アズカバンの囚人までは面白いと思ったのですが、炎のゴブレット、不死鳥の騎士団はちょっとしんどくなってきたかな。次に期待。

それぞれのロケ地は、ここで撮ったと言われないと気付かないくらい、いわゆる普通のロンドンの街にとけ込んでいるマーケットだったりストリートだったりします。その風景をストーリーと絡め、いろんなギミックを駆使して、いかにドラマチックで独特の世界を作り上げるか。絵の資料にする風景写真を撮りながらひとりそんなことを考えていました。勉強になるなぁ・・・。

2008年1月11日金曜日

London紀行3:いざカンタベリー物語の世界へ編

---1月3日---
せっかくイギリスに来たのだから1日くらいロンドンから足を延ばして小旅行を楽しもうと思い、選んだ地は中世の面影を色濃く残す英国最大のキリスト教の聖地カンタベリー。
ロンドンヴィクトリア駅からブリットレイルでカンタベリーウエスト駅は約2時間。
到着してかわいい街並をカメラにおさめながら向かった先はカンタベリー大聖堂。
カンタベリーに来たならここを訪ねないと意味がないとまで言われる、英国国教会の総本山です。中はとても広くて荘厳な雰囲気。歴史的所蔵品やとても美しい中世のステンドグラスなど見どころいっぱいです。


大聖堂を出たら雪が降ってきました。
カンタベリーで初雪か、う〜んステキ・・・と思う余裕はとてもなく、寒さに凍え、しかも風邪っぽかったので足早に見たいところをまわりました。

カンタベリーではずいぶん道に迷って通りすがりの人に尋ねてばかりでしたが、みんなとても親切に教えてくれました。

特に印象的だったのは道以外の目的地の情報をいろいろ教えてくれた小さな本屋の優しいおじいちゃんと片手に小さな花束(ガーベラみたいな花3本くらい)を持った、駅までの道のりを教えてくれたおじいちゃん。お花はおばあちゃんへのプレゼントかな?さすが紳士の国です。カンタベリーはとっても寒かったけど心はあったかくなりました。

ロンドンヴィクトリア駅に戻ってきて、ここでようやくOysterというカードを購入。日本でいうSuicaのようなものです。ロンドンの地下鉄はすっごく高くて初乗りがなんと800円以上するのです!がこのOysterカードを利用すると半額以下になります。

ホテルそばのアールズコート駅から2駅手前のサウスケンジントン駅で降りて、とりあえず日本で私の帰国を心待ちにしているであろうアンディ(彼:日本人)にインターネットカフェから国際電話。出発前にあれこれ言っていたからさぞ心配しているだろうと思いきや寝ていたらしくちょっと迷惑そう。日本は真夜中だったからしょうがないのですけど。



「ちぇっ」と思いながら向かったのは恐竜や動物の剥製たちがたくさんいるナチュラルヒストリーミュージアム(自然史博物館)とその隣のサイエンスミュージアム(科学博物館)。何度も来たことがあるし、閉館も近かったので両方ギフトショップだけ見ておみやげを物色しました。ナチュラルヒストリーMでは恐竜のプリントされたTシャツ、サイエンスMでは小さなネジ巻き式ロボットを数点購入しました。

一昨日からずいぶん歩いたのとカンタベリーの寒さでぐったり疲れてレストランに入る余力はもはやなく結局サブウェイのサンドイッチをホテルに持ち帰って夕食。日本でもサブウェイ入ったことないのに・・・、全然イギリスっぽくないじゃん、と自分にツッコミを入れつつ3日目終了。

2008年1月10日木曜日

London紀行2:ひたすらウォーキン編

---1月2日---
ホテルの味気ない朝食を終えて8:00出発。
今日はロンドンを満喫するぞ〜と気合い充分。
なんといってもロンドンにきた1番の目的は絵の資料にする風景写真を撮りまくること!観光地より何気ないロンドンの風景をたくさん撮ろうと考え、まず手始めにホテルから歩いてチェルシー地区をウロウロ。まだ薄暗い住宅地をウロついて写真をパシャパシャしている日本人の姿はかなり怪しかったと思います。



カフェで休憩を挟んで、ロンドン最大の公園、ハイドパークを目指して歩きます。
まだ10時過ぎだったのであまり人はいませんでしたがちらほら犬の散歩をしている人がいました。
12:00まで公園を散歩したら、お次は映画「マイフェアレディ」の舞台としても知られ、賑わいの絶えない広場コベントガーデンを目指して歩きます。
かなり距離があるのですが、いい風景を撮り逃したくなくて、できるだけ地下鉄を使わないようにしました。たくさんのお店やカフェ、レストランがあり、あちこちに大道芸人さんたちがいてとても楽しい広場です。


じっくりコベントガーデンを堪能しても、まだ15:00だったので大好きな美術館、ナショナルギャラリーへ向かいます。
ここは世界最大級の絵画コレクションを所蔵していて、有名どころを挙げるとゴッホの「ひまわり」やモネの「睡蓮の池」、他にもボッティチェリやダ・ヴィンチ、マネ、ドガ、ルノアールなどの名画などがずらり。
でも、数ある名画を尻目に私がまっさきに向かったのはジョルジュ・スーラの「グランカンのオック岬」。私が点描画を描くきっかけとなった大切な1枚とついに再会しました。思えば10年近く前、この絵にここで出逢ったことで自分の運命は決まったかも・・・(少しおおげさだけど)


水曜日は夜9時までオープンしているので、ゆっくり絵画鑑賞してからギフトショップへ。そこにはなんと私が探しに探したポールシニャックの画集が!
シニャックはスーラと並んで点描画で有名な画家なのですが、どこにも彼の画集がなくて日本にはもうないんだな、と諦めていたのです。
さすが、ナショナルギャラリー、これを手に入れただけでもロンドンにきた甲斐があります。


あとTheo Van Rysselbergheという点描画家の画集をGET!
マニアックでなかなか手に入る代物ではありません。この画集がロンドンでの一番高い買い物でした。


もうひとつ自分に、ピーテル・ブリューゲルの絵のキャラクターのフィギアを購入。
日本でも販売していると聞いていたので迷ったのですが、次どこで会えるか分からないので思い切りました。
帰国して気付いたのですがこのフィギアどこか作りがおかしいと思いませんか?よ〜くよ〜く見てみてください。私も立体を作るときは気をつけないとな。日本のフィギアではあり得ないミス。海外ってほんとアバウトだな〜。結局この3点がロンドンで自分に買ったものたちです。

結局この日は地下鉄を使わずウォーキングの1日でした。普段こんなに歩くことがないので疲れました、そしてちょっと筋肉痛。


2008年1月8日火曜日

London紀行1:枕が変わると寝れないの編

8年ぶりにイギリスに行ってきました。
数回に分けて4泊6日ロンドン旅行日記をお送りしたいと思います。

---1月1日---
出発当日、いきなり寝過ごしました。
やばい!!と大急ぎで成田に向かい自動チェックインカウンターでチェックインしようとしたら、できない!!なんで!?寝坊したから?とドキドキしながらJALのお姉さんに調べてもらったら・・・今日は飛行機が混んでてエコノミーからプレミアムエコノミーに座席を移動していただきます、とのことでした。
ラッキー☆
プレミアムエコノミー居心地よかった〜、座席も大きいし、サービスのアイスもでたし。
機内での映画はスターダストを観ました。う〜ん、イマイチ。


搭乗時間13時間で15:45ロンドン着。入国審査で「なんで1人なの?友達やボーイフレンドと来たらいいのに。」と言われ「別にいいでしょ」と思いつつ愛想笑いでクリア。



地下鉄でアールズコート駅そばにあるホテルを目指します。今の時期イギリスは3時頃に日の入りなので外はもうすっかり暗くなってました。


地下鉄を降りたら小雨がパラパラ降っていて、そうそう、この感じ!この匂い!この空気!!!と少しの間、駅前で突っ立って感慨にふけってました。


特に迷うことなくホテルに到着。安めのB&Bを選んだのであまり期待してませんでしたが、部屋はこぎれいで大きなバスタブまであったので良かったです。


まだ17:00だったので学生の時住んでいた寮があったサウスケンジントン駅のほうまで散歩。いろいろ思い出がよみがえり、懐かしすぎて目眩がしました。
戻り際にグロスターロード駅前のカフェで夕食。


そんなにお腹空いてなかったから軽く食べようと思いBLTサンドとジュースを注文したのですが、運ばれて来たサンドイッチがデカっ!しまった、外国のボリュームを忘れていた。結局半分くらい残してしまいました。

ホテルの帰り際に学生のころよく利用していたセンズベリーに寄りました。イギリスにいくつも支店があるスーパーで、アールズコート店は比較的広く、品揃え豊富で、食品や日用品がとてもお手軽価格で手に入ります。



さっそくおみやげの紅茶やお菓子を購入しました。
明日からじっくり楽しむぞ、と気合いを入れて21:00就寝。

ところが、なかなか寝付けず、夜中に何度も目が覚めました。時差のせいかなぁと思ったのですが、結局ロンドンにいる間はずっとベッドに入って2〜3時間は眠れず、夜中3回は目が覚めました。こんなに繊細な神経の持ち主だったかしら・・・ちょっと新しい自分の発見でした。