2011年5月31日火曜日

パリ5日目:大日本ルーブル撮影隊編

---2月28日---

本日はルーブルおさらい♪
3日前の初ルーブルは興奮しっぱなしだったので、今回はじっくり落ち着いていきましょ☆

ダヴィットの『皇帝ナポレオン一世と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠』。デカ過ぎて全体入りきらず。
皇妃がひざまづいてるざぶとん?にズームアップ。(背伸びして手のばして、やっとカメラ届いたのがココ。)
先週“美の巨人達”でやってたね。
ダヴィットは自分の求める政治を実現する手段として絵を多く描いてて、あまりいいイメージ持ってなかったけれど、さすがに圧倒されたなぁ。そこに情熱があればいいのか…?

左:あまりにも有名なドラクロアの『民衆を導く自由の女神』
右:わざと背中を長く描いて美しさを強調。アングルの『グランド・オダリスク』
ロマン主義のドラクロアと新古典主義のアングルは天敵だったそう。
2人とも素晴らし過ぎる画家ではないかっ、仲良くすればいいのにね。

アングルの『カロリーヌ・リヴィエール嬢』
この毛皮のモコモコ感!いいとこの嬢やね。パパラッチ出動。

フラゴナール晩年の傑作『閂』。「ア~レ~」な顔にズームアップ☆


この『閂』や『ぶらんこ』のように、ロココ特有の甘美というか、下世話というか、な作品も嫌いじゃないけど、今回この↓作品に惚れてフラゴナールを決定的に好きに!肖像画描いてたなんて知らなかったなぁ。
他にも5、6点肖像画あったけど、どれも一瞬の表情を捉えていっきに描く、神業的な筆さばきにやられた!

母は先日見逃したカンタン•ド•ラ•トゥール作『ポンパドゥール夫人』(ルイ15世の愛妾で、才色兼備で知られた)に何故かこだわり、ずっと探していた。やっと発見♪パシャリ。

まだまだ名画がわんさか。
左:ラ•トゥール!(↑のポンパドゥール夫人の画家とは別人)_蝋燭シリーズたまりません♪
中:ヴァトー!_良く知らないけど、すごく気になる『ジル』
右:フェルメール!_小ちゃっ。『レースを編む女』

彫刻たちだって負けちゃあいません。
マジミロビだ~!

たくさんある彫刻の中で、私のハートを鷲掴んだこちら『フィリップ・ポーの墓』
まるで生きてるみたいで、最初見たときギクッッ。黒装束たちが漂わせる暗くて哀しい死のムードから目が離せなくなりました。

パパラッチ出動!
異様に姿勢がいいキャメラガール。

チョット顔見せなさいよ~。

こんなピカったコもいましたよ★
あのカプセルに何入れるんだろう..、かわいい..、欲しい..、下さい..。

気がつくとテンションの高さは初日と変わらず。
これぞルーブルマジック〜☆アートのドリームランドやね。

2011年5月22日日曜日

パリ4日目:なりきりミステリーハンター編

---2月27日---

母娘..(笑)。
コンコルド広場にて。エッフェル塔を撮っている、確か。

今日の1発目は“オランジュリー美術館
こちらの目玉は何といってもモネの大連作『睡蓮』。
陽光溢れる楕円型の部屋に360度モネの睡蓮が♪

そのほか印象派以降の作品たち。
左:ユトリロ_白の時代イイネ。 中:ルソー_やっぱ好きだなぁ。 右:モディリアーニ_ ダンディズムやね。

パリでも移動は基本歩き。ほとんどメトロには乗らず。

途中でカフェランチ。
デザート見た目より甘くなくって美味しかった♪

“ロダン美術館到着~。気持ちいい庭。
まだやるか..。

代表作『接吻』
なんか写真撮るの申し訳ないくらい二人の世界。

引き付けられた作品『Le Sommeil(眠り)』
型orモデリング?らしいけど、1番気に入った。まさしく途中の魅力、です☆

わっ!ゴッホの『タンギー爺さん』発見!こんなとこにあったんだ、ものすごく得した気分♪背景に浮世絵。

映画の1シーンのような写真が撮れてしまった☆
ジュテ~ム..

次は中世美術館、別名“クリュニー美術館へ。

閉館まで時間ないから寄り道しません!
おもちゃ…。

ここは15-16世紀の彫刻や調度品がメイン。
すさまじ~。こんな木彫り作品がわんさか。仕事細かっ!

そして目玉の『一角獣と貴婦人のタペストリー』。
この5枚の絵柄は五感を表してます。

左:鏡に一角獣映してるから『視覚』 右:角触ってるから『触覚』 などなど。

そして6枚目が、この5枚のタペストリーたちと向かい合うように、反対側の壁に1枚だけドーンと掛けられているのだけど、絵柄の意味がいまだに謎なんだって!
シックスセンスなミステリー!!ワクワクッ♪(退色対策で部屋が暗くて写真うまく撮れんかった..。)

特にクリュニー美術館はアンディが随分気に入って、「もっとゆっくり見たかった!」と今でも言っている。駆け足鑑賞だったからね。また次回のお楽しみ☆

2011年5月15日日曜日

パリ3日目:モローとモダン編

---2月26日---
今日は、世界初の個人美術館「ギュスターヴ•モロー美術館」から。
もともとモローの自宅兼アトリエを彼の遺言により美術館にしたのだそう。

以前はそんなに好きじゃなかったんですけどね、いつの間にか、モローのメローな世界の虜に。

所狭しと展示されたモロー作品たちを眺める。

『ユピテルとセメレ』見れたのが嬉しかった♪
このあたりにズームイン。かなり描き込んでる作品。

キャビネットにも小品がびっしり。収納上手☆

圧巻だったデッサンの展示。
額装されたデッサンが本みたく折り重なっててパッタンパッタンして見ます。
壁一面にこのパッタンパッタン。モローの一生涯の素描、見るの時間かかった~。

動物のデッサンなんかもたっくさん。例えばこんな鳥。丁寧に注釈入れてあったり。
線のタッチはあくまで優しくフワッと。人柄出てる気がしたな。

わ、サロメのデッサン発見!
モローのサロメシリーズはこれまたヤバい。
この美術館にもサロメの絵が数点あるはずなのですが見当たらず。どこかにお出かけだったのかな、ものすごーく残念。

世紀末芸術で魔性の女~ファム•ファタル~として好まれたモチーフ、サロメ。そのうちブログで特集したいな☆

ちなみに私が一番好きなモローのサロメ。さっきのデッサンは多分これのだと思われる。壮麗で幻想的でエキゾチック。動き出す前の静まりかえった緊張感。
あ”~、本物みたい!この作品はロスにあるらしい、日本に来ないかな。

モローの有名な弟子がマティスやルオーというのもオモシロい。
指導困っただろうなぁ(笑。

なんか、いろいろ勉強になったな、ここ。数枚の絵で一喜一憂しててはイカンね。
モロー先生、どうもお邪魔しました☆

カフェランチ♪お魚中心。どれも美味しかったけど特に一番上の魚のソースが美味でした。何の素材か分からないけど。ここのコーヒーとフォンダンショコラも絶品だった!
次にアンディリクエストの「写真美術館」へ行ったのだけど、昼食後の眠気と疲労でほとんど記憶がない…。ビール飲んじゃったしね~。

気を取り直して国立近代美術館のある「ポンピドゥーセンター」へ。
図書館や映画館なんかも入っている複合文化施設。
展示はですね、現代アート中心の、モダーンな作品たちですね。

建物からしてモダーン☆
エレベーターで一番上までのぼってパリの街をパシャ。
けぶってる感じがイイと言えばイイ。

“色彩の魔術師”という形容詞を聞いてパッと思い浮かぶ画家が3人。1人がこの画家、ボナール。この旅でさらに好きになった♪残りの2人はまた後日ブログで..。
額は意外にサラッとしてるのね。

好きになったと言えば、ピカソ☆
この絵カッコよかった~。ハッチングで描かれた大作。
ちゃんとサインが入っているから、この状態が完成なのだ、さすが天才。
『アルルカン(に扮する画家ジヤシント・サルバド)』
今回ピカソ美術館が工事中で行けなかった..、悔しい!
結構いろんなとこで彼の作品見れたけどね。

ポロックのこういう絵も、実際見ると迫力あって意外と良かった。
ビシャビシャーッと塗り散らかしてるように見えて、かなり計算して描かれているそう。

バルテュスの絵もあった。ラッキ☆彼の描く少女たち気になってたのだ。無垢故のエロチシズムといいましょうか..、画面を支配する倦怠感がなんとも。もっと知りたい画家のひとり。
『アリス』

ふぃ~、今日も満足•満腹•おなかいっぱい..。

2011年5月10日火曜日

海・山・犬たち

またもや旅日記ナカ休み。終わるんだろーか...。

GW後半に松山の実家に帰省☆

ビビのお出迎え。
“散歩連れてってくれるんやったら、行ってもえーよ”
と言うのでさっそく。

“ワカメ~、ワカメ~、キクラゲはワカメやな~い、キノコなんよ~、知っとった?”
知りませんでした。

“チョット、撮らんとってやー”
失礼。

月見草。小ちゃい頃から一番好きな花。
ホントはマツヨイグサと言うらしく、本当の月見草は白い花を咲かせるらしい。
太宰治が間違えたことから、この勘違いが広まったみたい。)
そういえば都内では見たことないなぁ。

祖父母の家にお出かけ。
ばあちゃんちにはビビのお友達がいるのです。
“運転しよるおかあさんのお膝が特等席なんよ~♪”

到着☆

“いらっしゃい、いらっしゃ~い!!”
熱烈歓迎プータ登場。

“久しぶり、元気やった?”
“まぁまぁね”

海ばかりだから山は新鮮だね。
“ワッ、何この長いやつ…。マムシっていうん?轢かれてしもとるね。もう噛まん?”

プーはビビにずっとひっつきむしでした。
“ビビちゃん、ビビちゃん、待ッテ、待ッテ、ビビちゃん…”

疲れ果てたプータにバイバイ。

“あー、昨日は疲れたなぁ。お天気やし散歩でも行く?”
はい。

ボーダーシャツが海にあうね。
“やろ♪?”

と、こんな具合のワンコな連休なのでした☆