2011年5月15日日曜日

パリ3日目:モローとモダン編

---2月26日---
今日は、世界初の個人美術館「ギュスターヴ•モロー美術館」から。
もともとモローの自宅兼アトリエを彼の遺言により美術館にしたのだそう。

以前はそんなに好きじゃなかったんですけどね、いつの間にか、モローのメローな世界の虜に。

所狭しと展示されたモロー作品たちを眺める。

『ユピテルとセメレ』見れたのが嬉しかった♪
このあたりにズームイン。かなり描き込んでる作品。

キャビネットにも小品がびっしり。収納上手☆

圧巻だったデッサンの展示。
額装されたデッサンが本みたく折り重なっててパッタンパッタンして見ます。
壁一面にこのパッタンパッタン。モローの一生涯の素描、見るの時間かかった~。

動物のデッサンなんかもたっくさん。例えばこんな鳥。丁寧に注釈入れてあったり。
線のタッチはあくまで優しくフワッと。人柄出てる気がしたな。

わ、サロメのデッサン発見!
モローのサロメシリーズはこれまたヤバい。
この美術館にもサロメの絵が数点あるはずなのですが見当たらず。どこかにお出かけだったのかな、ものすごーく残念。

世紀末芸術で魔性の女~ファム•ファタル~として好まれたモチーフ、サロメ。そのうちブログで特集したいな☆

ちなみに私が一番好きなモローのサロメ。さっきのデッサンは多分これのだと思われる。壮麗で幻想的でエキゾチック。動き出す前の静まりかえった緊張感。
あ”~、本物みたい!この作品はロスにあるらしい、日本に来ないかな。

モローの有名な弟子がマティスやルオーというのもオモシロい。
指導困っただろうなぁ(笑。

なんか、いろいろ勉強になったな、ここ。数枚の絵で一喜一憂しててはイカンね。
モロー先生、どうもお邪魔しました☆

カフェランチ♪お魚中心。どれも美味しかったけど特に一番上の魚のソースが美味でした。何の素材か分からないけど。ここのコーヒーとフォンダンショコラも絶品だった!
次にアンディリクエストの「写真美術館」へ行ったのだけど、昼食後の眠気と疲労でほとんど記憶がない…。ビール飲んじゃったしね~。

気を取り直して国立近代美術館のある「ポンピドゥーセンター」へ。
図書館や映画館なんかも入っている複合文化施設。
展示はですね、現代アート中心の、モダーンな作品たちですね。

建物からしてモダーン☆
エレベーターで一番上までのぼってパリの街をパシャ。
けぶってる感じがイイと言えばイイ。

“色彩の魔術師”という形容詞を聞いてパッと思い浮かぶ画家が3人。1人がこの画家、ボナール。この旅でさらに好きになった♪残りの2人はまた後日ブログで..。
額は意外にサラッとしてるのね。

好きになったと言えば、ピカソ☆
この絵カッコよかった~。ハッチングで描かれた大作。
ちゃんとサインが入っているから、この状態が完成なのだ、さすが天才。
『アルルカン(に扮する画家ジヤシント・サルバド)』
今回ピカソ美術館が工事中で行けなかった..、悔しい!
結構いろんなとこで彼の作品見れたけどね。

ポロックのこういう絵も、実際見ると迫力あって意外と良かった。
ビシャビシャーッと塗り散らかしてるように見えて、かなり計算して描かれているそう。

バルテュスの絵もあった。ラッキ☆彼の描く少女たち気になってたのだ。無垢故のエロチシズムといいましょうか..、画面を支配する倦怠感がなんとも。もっと知りたい画家のひとり。
『アリス』

ふぃ~、今日も満足•満腹•おなかいっぱい..。

2 件のコメント:

  1. モローさん仕事細かいね~。すげーや!
    パタンパタンは昔、丸井にポスター買いに
    行ったの思い出したよ。(笑)
    いっぱい見たんだね~。

    ご飯も美味しそうだ!
    最後の垂れパイなんともリアル!(笑)

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  2. ★にぼしさん
    モローの絵は、近くでみると描き残しとかたくさんあって、未完のものもたくさんありました。これだけ細かいと途中であきちゃうんですかね☆

    食事は、出てきたら写真撮るの忘れて、すぐがっついちゃうんで、なかなかキレイに撮れなかったです(笑

    あはは、垂れパイ!確かに。

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