2011年4月8日金曜日

ロンドン8日目:ラストミッション編

---2月23日---

ロンドン最終日は、ナショナルギャラリーへ復習に。
ちなみにアンディは自然史Mと科学Mへ、母はブラブラショッピングへ。

では、ロンドン3日目に紹介しきれなかったナショナルGのお宝をもう少し。

あまたあるヴィーナス主題の名画の中で、マイベストヴィーナスがこれ☆
べラスケス作「鏡のヴィーナス」
ヴィーナスの流れる体のラインと柔肌、鏡を持つ愛らしいキューピッドにウぅットリ。
この作品、謹厳・実直・生真面目な宮廷画家の異色の1枚。
ベラスケスが活躍した時代は、厳格なカトリックがスペインを支配してて、裸婦を描くのはもちろん御法度。
お仕事でスペインからイタリアに旅をしたときに、厳しい戒律や、閉鎖的な宮廷社会から解放され、ここぞとばかりに描いたヌード。
ヴィーナスを後ろ向きにし、鏡の中の顔をぼかした理由は、このモデルがイタリアで出会った愛人だったからとも。
ベラスケスの現存する裸婦画はこれ1枚だけなのです。

こちらはボッティチェリの『ヴィーナスとマルス』
この画家のヴィーナスを描いた有名な絵に『春』や『ヴィーナスの誕生』なんかがありますね。
夫がいながら、浮気し放題なヴィーナスの愛人の1人が、この戦の神マルス。
森の神ファウヌスたちがいたずらして起こそうとするも、お疲れマルスさんは爆睡。
愛と美の女神ヴィーナスだけが凶暴な軍神マルスを鎮める→愛は戦に勝る、という寓意画なのです。
ヴィーナスのしれっとした顔が可笑しい。愛ある限り世界は平和なのだ。

ルーベンスの作品も数多く所蔵。
個人的に好みじゃないんですが、これは抑えとかなくては。
『パリスの審判』
「最も美しい女神へ」と記された黄金のりんごを巡って、我こそはと3人の女神が美しさを争います。そこで判定を任されたのが青年パリスさん。
「もし私を選んでくれたら…」という条件で、3人の女神はそれぞれパリスを買収しようと(!)試みます。提示された賄賂は、ヘラが『世界の支配』、アテナが『すべての戦いでの勝利』、ヴィーナスが『最も美しい女』。
で、パリスのチョイスはヴィーナス(の賄賂『最も美しい女』)。
まさにりんごを中央のヴィーナスに手渡しているところが描かれてます。

んで、パリスがご褒美の「最も美しい女=ヘレネ」をヘレネの旦那から略奪した(与えられたんじゃ…)のが原因で、ご存知“トロイの木馬”のトロイア戦争が勃発するのでした~。

点描画に興味を持ったきっかけの1枚、スーラの『グランキャンのオック岬』。
「また会いに来くるからね~。」

お約束のダヴィンチにも挨拶しときましょ。『岩窟の聖母』。
「ルーヴルに相方見にいくよ。ダヴィンチ・コードね、ふふふのふ。」

何度見ても離れがたい作品ばかり。
次はいつ来れるかなぁ。

待ち合わせ場所に行くと、
母が何やら嬉しそうに戦利品を見せてきた。
Oh, Sushi ! ではないですかっ。
普通に美味しかった。

4 件のコメント:

  1. 私はヴィーナスとっこして、エンジェルの体型に。(爆)

    おかーん!グッジョブ!!

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  2. ★にぼし。sama
    エンジェル、きゃわゆいではないですかっ。
    やっぱり、米が一番☆
    パリでは和食ブームだったようで、至る所で日本食レストラン見かけましたよ。
    でも、ほとんど経営者は中国人だから、ちょっと違うんだって。

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  3. やっぱ生まれ育った飯が一番落ち着くよね。
    味噌汁最高!\(o ̄▽ ̄o)/

    中国仕込みの日本食じゃ・・・違うね。( ̄▽ ̄;)
    でも、ないよりありがたいか。(ノ´▽`)ノ

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  4. ★にぼし。sama
    はい、なんてったって和食が1番!ホッとします。
    ロンドンでは、日本食レストランより普通に中華食べたほうが、安いし美味しいです♪

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