2009年12月28日月曜日

色鉛筆レース☆

昨日は久しぶりに画材屋をはしごしてきました♪

お目当てはズバリ『色鉛筆』。

今まで使用している画材はアクリル絵の具オンリーだったのですが、作品に違う質感をプラスしてみたくなり、色鉛筆を探す事に。

まず油性と水性どちらにするか決めなければ。

油性色鉛筆は小学校で使用した一般的なやつ、水性色鉛筆は水で濡らすと水彩画の表現ができるやつ、です。

最初は断然油性にしようと思っていたのですが、自宅にある水性色鉛筆をひっぱり出して試してみたら思ったよりステキな感触で☆

それぞれの長所が魅力的で、結局、購入直前まで決まりませんでした。

次にブランド。

 種類が豊富なので、下調べをしてから、いくつか絞ってあたることに。仕入れた情報のメモを片手にいざ出陣。

頭の中でラッパが鳴り響き、ゲートがガチャンと開いて、いよいよ試し描き。色鉛筆コーナーの前を陣取ってひたすら点を打ちまくる!

メーカーによって色のラインアップ、芯の柔らかさ、太さ、描き心地などなど、おもしろい程違います。

うぅぅぅむ、たかが色鉛筆、されど色鉛筆、あなどれん。以下、予想と、実際試してみた感想。(あくまでも点々の打ち味と、自分の好みを基準に審査したレースですので、あしからず♪)

【油性】
HOLBEIN アーチスト 《◎本命》
さすがジャパニーズブランド。スッと安定した描き心地で、発色も鮮やか。芯は硬質と軟質の中間くらい。唯一蛍光色のみ詰まる感じが。色数も一番多い全150色。

SANFORD カリスマカラー(プリズマカラー);(旧 ベロール イーグルカラー) 《▲単穴》
アメリカらしくポップな色のラインナップが豊富。描き心地は可もなく不可もなく。ものによっては擦れる感じがするものも。蛍光色はとても描きやすく、ビビットな発色がとてもキレイ。

LYRA レンブラント ポリカラー 《△連下》
芯 がとても柔らかく、しなやかな描き心地に正直ビックリ。落ち着いた渋い色合いのラインナップで、発色もはっきり、着色もしっかり。鉛筆のデザインもシック な木目の軸で大人風味。カリスマカラーがカリフォルニアの女子高生なら、こちらはジャーマン紳士といったイメージ。全78色。

三菱鉛筆 カラードペンシル ペリシア 《○対抗》
ソフトでしっとり、コックリとした描き心地。私には芯がちょっと柔らかすぎかな。クレパスに近い感じ。デザインもダークブラウンの軸に、金で文字が彫られていて、高級感漂います。色数は少なめの全36色。


【水性】
FABER-CASTELL アルブレヒトデューラー 《◎本命》
とても柔らかい芯でしっとりなめらかな質感。描いていて気持ちイイ。六角形のボディも扱いやすい。発色も素晴らしく明るく鮮やかな色合いや、美しい深みのある色合いが魅力的。色数も豊富で全123色。 

CARAN d'ACHE スプラカラーソフト《★注目》
アルブレヒトデューラーがあまりに描き心地がよかったのと、ちょっと疲れた為、ほとんど記憶なし。

STAEDTLER カラト アクェレル 《※これは自宅にあるので選考外。》


白熱した色鉛筆レースの結果は・・・!?
油性はHOLBEINのアーチスト、水性はFABER-CASTELLのアルブレヒトデューラーを最終候補に。あとは油性にするか、水性にするか。休憩がてら最終審査に、いったんお茶へ。

自分が試し描いた紙とにらめっこしながら、さんざん迷った挙げ句、『マイベスト色鉛筆』はFABER-CASTELLのアルブレヒトデューラーに決定!!!パチパチパチ☆

色鉛筆の柔らかさと、水彩の透明感の両方をいい具合に出せる点が(←ウマい!)決め手に。あと、やっぱり描き心地・発色ともに気にいった点も大きかったです。

概ね期待通り&大満足の結果ですが、実際描いてみないと分からないこともたくさんありました。特にLYRAのレンブラント ポリカラーが予想以上によかったので別の機会に使ってみたいな。

用途や技法、好みによって、適するブランドがあると思うので、色鉛筆をご購入する際は必ずお試し描きを☆

今年はちょっと(だいぶ?)てんてんサボったので、来年への気合い!と自分へのご褒美に、全123色中、108色購入♪バラで。レジのお姉さん、嫌な顔せず数えてくれてありがとう。

奇遇にも煩悩と同じ数・・・。年末だけに・・・。深く考えないようにしよう。1年間お疲れさま、私☆

みなみなさまも良いお年をお迎えください♪

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