2010年11月3日水曜日

ゴッホ展 その2

自宅でマイケルジャクソンのDVDを見ていたら、
ふと先日その絵を見たばかりの、ゴッホが思い浮かびました。

波瀾万丈な人生、繊細な心、一途な性格、溢れる才能、そんなキーワードが2人の天才をリンクさせたのかな。

マイケルは幼少期からその才能を認められ、富と名声を得たけれど、
ゴッホは、37歳で亡くなるまで、たった1枚しか絵が売れなかった。
もし長生きしていたら、どんな絵を描いて、どのように画風が変化していったのだろう..

私がゴッホの絵の中で、一番好きな『花咲くアーモンドの小枝』

残念ながら、今回のゴッホ展には来ていませんでした。


一見梅にも見えるこの枝ぶりと花、ゴッホが浮世絵に影響を受け、日本に憧れていたのが伝わりますね。

最愛の弟テオ(ゴッホに画家になることを勧め、兄の才能と成功を信じ、精神面、金銭面でゴッホを支え続けた素晴らしいブラザー)に子供が生まれ、お祝いに描いたというこの絵。
テオは自分の息子に兄の名を付け、それをゴッホはとーっても喜んだそう。

その反面、テオに家族ができ、強い孤独感に襲われ、
自分への仕送りがなくなってしまうのではないか、と異常に不安を募らせていたそう。

この作品を描いたわずか半年後、ゴッホは自ら命を絶ちます。(そして、その半年後テオも病死。)

ちなみに、この絵、有名な耳切リ事件後に収容されていた精神病院で描かれているんですよ。

それなのに、それなのに..
びっくりしません?この穏やかさと安定感。

ゴッホぽくないこの1枚に、ゴッホがすごく詰まっている気がします。


☆おまけ☆
ゴッホ展の帰りにミュージアムショップで
アンディのおみやげに買ったゾウの木彫り。
ゴッホと全然関係ないけど。
しかもあんまり喜ばれなかった..。

2 件のコメント:

  1. ほんと梅にも見える!
    日本の春を感じる作品だね~!

    ゴッホは天国でこの死んでからの状況を
    どんな風に感じているのだろう・・・

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  2. ★hibaちゃん
    『100年後の人々の心にも届く作品を作りたい』とゴッホは望んでいたそうなので、喜んでいるんじゃないかなぁ♪
    「もうちょっと、生きてる間に売れてもよかろ。」
    と思ってるだろうけど(笑)。

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